財団法人計算科学振興財団が運用する
産業界向けスパコンの受注事業者が決定
財団法人計算科学振興財団(FOCUS)が運用するスーパーコンピュータ(FOCUSスパコン)の受注事業者が、11月15日(月)に「富士通株式会社」に決定しました。FOCUSスパコンは、「地域産学官共同研究整備事業」の一環として、独立行政法人科学技術振興機構が調達し、当財団が、産業界の計算科学技術の高度化を目的に、平成23年春から産業界向きに共用を開始するものです。 |
機器仕様
<演算サーバシステム(Aシステム)>
・総ノード数(コア数) 208ノード(2,496コア)
・総演算性能 28TFLOPS
・総メモリ 10TB
・総ローカルストレージ 104TB
・高速ネットワーク通信装置 フルバイセクションInfiniband QDR(40Gbps)
<データ処理サーバシステム(Bシステム)>
・総ノード数 2ノード
・総メモリ 1,024GB
<ストレージシステム>
・合計総容量 1,000TB(メイン500TB、バックアップ500TB) |
当財団では、FOCUSスパコンを、京速コンピュータ「京」の隣接地に整備する「高度計算科学研究支援センター(仮称)」(平成23年4月開設)に設置し、同センター内の実習室や貸研究室等との連携活用により、企業のスパコン利用のスタートアップや技術高度化を支援します。
このため、公的機関が開発した高性能・超並列計算対応アプリケーションの試用環境を構築するほか、ソフトウェア・ベンダーの協力により商用アプリケーションを導入しつつ、随時利用受付や事務手続きの簡素化など、企業が公的な外部計算機資源を利用する際の制約を軽減し、産業界にとって利便性の高い運用を目指していきます。 |
問い合わせ先
財団法人計算科学振興財団
〒650-8567 兵庫県神戸市中央区下山手通5−10−1 兵庫県庁1号館6階
Tel:078-366-6181 Fax:078-360-0115 E-mail:info@j-focus.or.jp |
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